ジャンヌ・ダルクのお祭りについて知っているでしょうか。
ジャンヌ・ダルクが勝利を収めたオルレアンでは1435年から続いているお祭りがあります。
ジャンヌ・ダルク役の少女が参加し、パレードなどが行われるのです。
そんなお祭りとは一体どのようなものなのでしょうか。
ここではジャンヌ・ダルクのお祭りについて解説します。
ジャンヌ・ダルクのお祭りの概要
フランス中部にあるオルレアンでは、ジャンヌ・ダルクのお祭りとして15世紀の百年戦争を再現するパレードが行われます。
空軍によるデモ飛行も行われ、とても賑やかになります。
毎年ミス・ジャンヌ・ダルクが選ばれ、その少女がパレードに参加するのです。
イベント自体は4月下旬から5月上旬について行われます。
また、オルレアンのみならず、シャンパーニュ地方のランスにおいてもジャンヌ・ダルクのお祭りも行われるのです。
どのようなお祭りか
4月下旬から5月の上旬にかけて行われるお祭りでも、メインは5月7日と8日の二日間です。
中世の衣装をまとい、露天も中世風になります。
まるで町全体がタイムスリップしたかのようなお祭りになるのです。
中世再現パレードとも言われており、フランスに旅行に行く人の中にはこのお祭りを目的とする人もいるのです。
お祭りはジャンヌ・ダルクの動きに合わせて行われます。
彼女はオルレアンのお城に4月29日に入城したと言われますので、この日がお祭りの初日となります。
そしてイングランド軍が撤退した8日まで行われるのです。
愛国者の象徴
ジャンヌ・ダルクは歴史上の重要な人物や単なるフランス人のヒロインというわけではありません。
彼女は今や愛国者たちの象徴とされ、このお祭りの際にはオルレアン市長が挨拶しますし、フランス軍が軍事パレードを行います。
そのため、このお祭りは政治的な意味合いもあると言えるでしょう。
軍事パレードはマルトロワ広場からサント・クロワ大聖堂の間で行われ、これは7月14日の革命記念日のパレードについて規模の大きなものになります。
オルレアンはパリから130キロの場所にあり、パリのオステルリッツ駅から在来線で1時間ほどで行けます。
フランスに旅行をするのであれば、一度このお祭りを訪れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしょうか。
ジャンヌ・ダルクは国民のヒロインであり、世界で慕われている少女です。
彼女自身は19歳でその生涯を閉じましたが、彼女は世界中で今も愛されているのです。