ジャンヌ・ダルクはそもそも実在したのでしょうか。
ジャンヌ・ダルクは12歳の時に神の啓示を受けたとされました。
彼女が最初に聞いた紙の声は「ジャンヌよ、立て!フランスを救いなさい!」だったそうです。
そんな彼女は19歳という若さで火刑に処せられましたが、彼女は本当に実在したのでしょうか。
ここでは、彼女は実在したのかどうかということについて解説します。
ジャンヌ・ダルクは実在した!
結論から言うと、ジャンヌ・ダルクは実在した人物です。
確かに神の声を聞いて従軍した、戦いの経験もない農夫の娘がフランス軍に司令官として加わり、オルレアンの戦いを勝利に導いたなんて、嘘っぽいと思う人もいるかもしれません。
しかし彼女は確かに実在した人物であり、彼女の記録もたくさん残されています。
神の声は本物なのか
ジャンヌ・ダルクが実在したのか疑問に思う時、その根拠はやはり彼女が聞いた神の声なのではないでしょうか。
本当に神の声を聞いたのか、そもそもそんな声はあり得るのか、などと不思議に思うかもしれませんね。
もちろんジャンヌ・ダルクが聞いた声が何だったのか、本当に声を聞いたのか、などということは本人以外には分かりません。
しかし、カトリック教徒や研究者たちは「彼女の信仰心は揺るぎないものだった」という結論を出しています。
彼女は聖マルガリータ、聖カトリーヌ、大天使ミカエルの姿を見たと言われていますが、それが本当であったかどうかは分かりません。
しかし、彼女は確かに神の啓示を受けたのだろうと考えるカトリック教徒も少なくはありません。
彼女の神の啓示に関する経験
彼女は異端審問で神の啓示について質問された時、その返答をすべて拒否しました。
そのため、そこには議論の余地があり、今でも結論が出ていない個所もたくさんあります。
ジャンヌは異端審問で証言すると、シャルル7世と交わした機密保持の誓いを破ることになると述べたとされていますが、それが本当なのか、でっちあげなのかは分かっていません。
しかし、彼女の信仰心に関しては疑う余地はなく、研究者の間でも様々な見解があります。
まとめ
いかがでしょうか。
確かに宗教に関しては感情的なものや心情的なものもありますから、こうだと言える証拠があるわけではありません。
そのため、ジャンヌ・ダルクの経験に疑問を持つ研究者もいます。
しかしジャンヌ・ダルクは確かに実在した人物であり、彼女はカトリック教会に聖人として認められているのです。