ジャンヌ・ダルクには兄弟はいたのでしょうか。
ジャンヌ・ダルク自身はフランスの国民的ヒロインであり、フランスを救った乙女だと言われています。
それならば、そんな彼女は一体どのような人物だったのでしょうか。
ここではジャンヌ・ダルクの生い立ちや家族、兄弟について紹介します。
ジャンヌ・ダルクの生い立ち
ジャンヌ・ダルクは決して軍人の娘として生まれたわけではありません。
農夫の娘として生まれ、そんな中で神の啓示を受けて従軍し、フランスを勝利に導いたのです。
ジャック・ダルクとイザベル・ロメという、非常に信心深い夫婦の娘として生まれました。
バル公領のドンレミ村で生まれ、12歳の時に神の啓示を受けたと考えられています。
このドンレミ村はジャンヌのニックネーム、「オルレアンの乙女(ラ・ピュセル・ドルレアン)」にちなんでドンレミ・ラ・ピュセルと改名されています。
兄弟について
ジャンヌ・ダルクの両親には、ジャンヌを合わせて5人の子供がいたと考えられています。
特に姉のカトリーヌとは仲が良かったのですが、当時のドンレミ村はブルゴーニュ公領に囲まれており、何度か襲撃に遭うことがありました。
そんな中、姉が殺害された上で凌辱されるという姿を見てしまったため、彼女は物事を深く考えるようになったと言われています。
そんな中、彼女は大天使ミカエル、アレクサンドリアのカタリナ、アンティオキアのマルガリータの姿を見たのです。
そして、イングランド軍を駆逐し、王太子をランスに連れて行って戴冠させるようにと啓示をうけたのです。
従軍
彼女は親戚に頼り、当地の守備隊長と話をした上で従軍する願いを実現させました。
王太子に会いに行った時は、王太子はジャンヌ・ダルクに対して半信半疑であったため、家臣を王太子として座らせたと言われています。
しかしジャンヌはその偽物の王太子をすぐに見抜いてしまい、二人きりで話をしました。
この時、ジャンヌが王太子に何を話したのかという事は未だに明らかになっていません。
しかし、この時の会話をきっかけに王太子はジャンヌを信じるようになったと言われています。
まとめ
いかがでしょうか。
ジャンヌ・ダルクは5人兄弟の一般的な娘でした。
貧しい家庭に生まれ、読み書きさえできなかったのです。
しかしその娘が神の啓示を聞き、従軍し、王太子を戴冠させ、フランスを救ったのです。
彼女はフランスのヒロインであり、ジャンヌはフランス人に今でも愛されているのです。