ジャンヌ・ダルクと言えば、フランスでは知らない人はいないと言われるヒロインです。
彼女自身は12歳で神の啓示を受け、フランス軍に従軍し、フランスを救いました。
彼女が参加するまではオルレアンの戦いにおいてイギリスが優勢でしたが、彼女が参加したことによってフランス軍は9日で勝利を収めたのです。
そんな彼女を記念し、フランスではあちこちにジャンヌ・ダルクの銅像が建てられています。
銅像はどこにあるのでしょうか。
ここではジャンヌ・ダルクの銅像について解説します。
ルーブル美術館前
最も有名なジャンヌ・ダルクの銅像はルーブル美術館の前にあります。
馬にまたがった銅像はとくに有名であり、美術館やテュイルリー公園への目印としても使われることができます。
銅像自体は故郷であるオルレアンの方向を向いて建てられています。
オルレアンはジャンヌの勝利によって陥落し、そのためにジャンヌは「オルレアンの乙女:とも呼ばれていますね。
ベルサイユ宮殿
実はフランス革命で有名なベルサイユ宮殿でもジャンヌ・ダルクの銅像を見ることができます。
ベルサイユ宮殿というと、どうしてもマリーアントワネットなどを思い浮かべる人も多いかもしれませんね。
ベルサイユ宮殿には、大理石で作られた「祈るジャンヌ・ダルク像」が設置されています。
1836年に作られたもので、これをもとにブロンズや大理石を使ったコピーが多く作られたと言われています。
オルレアン
ジャンヌ・ダルクが勝利を収めたオルレアンにおいてももちろん銅像が設置されています。
ジャンヌ・ダルクのお祭りの中心地でもあるマルトロワ広場には大きなジャンヌの騎馬像が設置されており、オルレアンのシンボルとされています。
このオルレアンでは彼女が大勝利を収めました。
路上にはジャンヌ・ダルクのメダルが埋め込まれており、フェンスなどにもジャンヌのイラストが描かれています。
ジャンヌがお祈りしたとされるサント・クロワ大聖堂もあり、このオルレアンはジャンヌ・ダルクのファンには欠かせません。
聖堂の中の10枚のステンドグラスはジャンヌの一生が描かれています。
まとめ
いかがでしょうか。
ジャンヌ・ダルクと言えばフランスのみならず世界中から愛されている人物です。
祖国フランスに見捨てられた形になり、最終的に19歳で火刑に処せられましたが、彼女は無実が証明され、今はカトリック教会に聖人としても認められています。
フランスのノートルダム大聖堂には、彼女の署名も展示されています。